遺産相続などで家を手に入れたものの、誰も住む予定がなく空き家になってしまうというケースがあります。
建物は放置しておくと急速に老朽化が進んでしまい、「特定空き家」に指定されてしまうと固定資産税は2~3倍にも跳ね上がってしまいます。
手間はかかりますが、空き家の場所がさほど遠方でなく、体力や時間に余裕があれば、必ずしも管理会社に依頼する必要はありません。
自分で行う空き家の管理方法についてご紹介いたします。
自分で行う空き家の管理方法① 必要な物
空き家の管理をするにあたり、服装は汚れてもいい長袖長ズボンで、室内履きも用意してください。
基本的な掃除を行うための軍手、ごみ袋、掃除道具は必ず必要で、電気を止められている場合には懐中電灯も用意があると便利でしょう。
拭き掃除をする場合には水が止まっている場合には水も確保し、拭き取り用の洗剤もあるとスムースに掃除が行えます。
必ずしも必要ではありませんが、雨漏りや破損を発見した場合に写真が撮れるようにカメラやメモ調を用意しておくといいでしょう。
自分で行う空き家の管理方法② 全体の流れ
まずは、ご近所にご挨拶をすることも大切です。
挨拶をすることで、近所での不審者や放火の情報を聞くことができますし、ご近所トラブルが起きにくくなります。
次に、施錠がちゃんとされているかを確認しながら家の中へ入り、軍手や室内履きなどを身に着け、掃除の準備に取り掛かります。
そして、家の中の窓を全て開放し換気を行い、一度外へ出てポストの中身を出します。
ポストに郵便物やチラシが溢れている状態は、家に人がいないことを暗示してしまいますので、場合によっては、ポストの手紙等を入れる部分は塞いでしまった方がいいでしょう。
また、庭のゴミを拾い、草木の確認と雑草の処理をし、建物の外壁や軒裏などに破損がないか確認してください。
ついでに、水道メーターも確認します。
水道を使用していないのに水道メーターが回っている場合は、どこかで漏水が起こっているかもしれないので、入念にチェックしましょう。
そして室内に移動し、全体を掃除した後、天井や壁の状態をチェックします。
特に雨漏りは早期に発見しないと、天井のみではなく壁や床も漏水してしまうので丁寧にチェックしましょう。
全ての建具の作動を確認し不自然な動きをしている部分がないかなどを見て回ります。
水道を止めてしまっている場合には排水溝に蓋をしておくことで悪臭を防ぎます。
まとめ
家の規模にもよりますが、空き家を自分で管理するのは非常に手間のかかることです。
管理会社に依頼するには費用が掛かりますし、解体するにも費用は掛かります。
毎年の固定資産税も考えると、財産とは言え不用意な出費がかさんでしまうのも事実です。
自分で管理することが難しいと思う場合には、家の資産価値があるうちに売却処分に踏み切ることも一つの方法と言えるでしょう。
私たち有限会社おかの不動産では、姫路市の不動産売買を行なっております。
空き家の管理方法や売却などで分からない事がありましたら、ぜひ当社までお問い合わせください。